お線香といえば、京都が発祥の地では?と誰もが思っていますが、南蛮貿易の拠点だった堺は、16世紀末頃に原料となる香料が持ち込まれ、日本で初めてお線香が作られた町です。 江戸時代では堺は線香の産地として知られるようになりました。その堺で明治20年に初代 北村国太郎が薫主堂を創業、歴史は100年余りになりますので店舗も古く江戸末期に建てられました。
当店は南海本線七道駅から東へ300メートルほどのところにあります。建物は、江戸末期に建てられ、「虫籠」(むしかご)と呼ばれる中2階の窓がその当時の堺の古い商家の面影を残しております。
NHK で与謝野晶子のドラマが放映されたときは、晶子の生家「駿河屋」として撮影されました。
金ぱく張りの古い看板には、「薫香處(どころ)」と書いております。 薫物、線香を売っている店の意味です。
金ぱく張りの古い看板には、「薫香處(どころ)」と書いております。
薫物、線香を売っている店の意味です。